
わたしは、保守でもリベラルでもありません。あえて言うなら、真ん中よりやや右寄りで日本の文化や伝統を大切にしたいと思うほうです。そして、日本の伝統を守るという視点からいっても、愛子天皇が誕生してもよいと思っています。「愛子天皇でなければダメ」ではありません。
天皇は「男系男子」からでなければならないという議論が保守の間で強いようですが、古代の「万世一系」の史実性そのものについても、歴史学上議論があり、本当のところは「わからない」ということなのでしょう。
また、次のような「物語」について真実かどうかは別にし、縄文時代の前期は、女性が相当な力を持っていた可能性は十分にあると思っています。よって、古代に回帰すると考えれば愛子天皇の誕生もあっていいのではと思うのです。縄文は争いのない平和な時代であったともいわれますので、なおさらよいと思います。
***** 古代の物語 *****
昔々歴史の初期には、地球は母系社会だった。それから変化が起こって、父系社会が生まれた。この変化が起こったとき、わたしたちは感情を表現しなくなった。そんなことは「弱々しい」ことだとレッテルを貼った。そして、この時代に、男性は悪魔をつくり、神は男性だと決めた。
これは、すべて母系社会と女性が感情によってすべてを支配していた時代への男性の反乱の一環だった。そのころは統治者の地位も、宗教的な権力者の地位も、商業、科学、学問、癒しの領域で影響力のある地位も、すべて女性が握っていた。
それでは、当時の男性にはどんな力があったのであろう。答えは「何もない」だ。だから男性は自分の存在を正当化しなければならなかった。なにしろ、女性の卵を受精させる力と、重いものを動かす力以外には、ほとんど重要性がなかったのだから。
社会の構造のなかで、男性がもう少し大きな場所を得られるのに数百年かかった。氏族の行事に参加し、コミュニティの決定に発言したり、一票を投じたりするまでに、さらに数世紀かかっている。男性にはそういうことが理解できるほどの知性はないと、女性たちに思われていたのだ。
***** 古代の物語おわり *****
男性として何だか笑ってしまいます。わたしは3人の子どもの出産に立ち会いましたが、その時、自分には「何もない」というのをひしひしと感じました。


