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食べているのは本当にアイスクリームか

暑い季節にアイスクリームを食べることが多いと思いますが、私たちの食べているものは、本当にアイスクリームでしょうか。カップや袋を確認するとわかることがありますが、「アイスミルク」と「ラクトアイス」という表記をみることがあると思います。「アイスミルク」は、アイスクリームに比べて乳脂肪分は少なく、香料、乳化剤、安定剤などの食品添加物も使われているので品質が落ちます。

そして、フードプロデューサーの南清貴氏によると、最も食べて欲しくないのが「ラクトアイス」だそうです。乳脂肪分はほとんどなく、その代わりに植物性油脂がたっぷり使われています。植物性油脂はコーヒーフレッシュに使われているトランス脂肪酸のことです。ラクトアイスの原材料に「植物油脂(ヤシ油、パーム油)」などと書かれています。コーヒーフレッシュが白い色であるにもかかわらず、まったく牛乳が入っていないのと同じように、ラクトアイスも、白くて牛乳がたっぷり入っているように見えて、その中身は油ということです。

この植物油脂には、トランス脂肪酸が含まれており、日本では規制されていないので、マーガリンやお菓子を作るときに使われるショートニングにも含まれています。大量に摂取することで、心臓病のリスクを上げ、肥満やアレルギー、精神状態にも影響を与えるだけではなく、流産や死産のリスクも指摘されています。子どもに食べさせるものとして不適切かもしれないものが食品として多く存在しているわけですが、消費者として調べ、子どもに食べさせるものを選択していくことが大切かもしれません。

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