感染症の予防にはワクチンなどといわれます。2009年に新型インフルエンザが流行しました。当時、全国紙や地方紙に「新型インフルエンザワクチン接種について」という政府広報があり、「ワクチン接種の効果」について、「重症化や死亡には一定の効果が期待されます。ただし、感染を防ぐ効果は証明されておらず、接種したからといって、感染し...
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- 2022 6月
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「移動の自由」という言葉は、憲法の体系書を探してもなかなか出てこない。そして、自由権としての国内での移動の自由に関して、憲法の根拠条文について議論は活発でなかったし、体系的整理などもされてこなかった。 そこで、専門雑誌の法学セミナー66巻7号(2021年)の「移動の自由」の特集に接する機会があり、いくつか論文を確認して...
自律神経は交感神経と副交感神経で構成されています。交換神経優位というのは、緊張状態や興奮状態のときです。一方、副交感神経優位というのは、リラックス状態やくつろいでいる状態のときです。この自律神経の働きについて免疫システムの観点から解明したのが、安部徹『免疫革命』(講談社インターナショナル、2003年)です(現在は、「講...
スーパーでマグロとイカ、サーモンなどが一つのパックに入った刺身の盛り合わせを食べて何となく納得いかない味や触感のことがあります。通常、私たちは刺身の盛り合わせを買う時、生鮮食料品コーナーで買います。そして、同じ売り場には、パックで単品になっている「サク」といものと一緒に並んで売られていますが、どうしても便利な盛り合わせ...
国立がん研究センターの統計資料をみると、日本人のがんによる死亡者数は増えています。がん治療は進歩しているといわれているのになぜでしょう。先進国でがんによる死亡者数が増加しているのは日本だけということも指摘されています。高齢化しているからという理由も聞かれますが、多くの先進国は高齢化しているので、それが本当の理由かわかり...
自民党の日本国憲法改正草案には、緊急事態条項の新設がある。この緊急事態条項とは何か。永井幸寿『憲法に緊急事態条項は必要か』(岩波書店、2016年)によると、非常事態において国家の存立を維持するために、国民のためではなく、国家のために、立憲的な憲法秩序、つまり人権の保障と権力分立を一時停止する制度が緊急事態条項の目的であ...
人はいつか亡くなります。しかし、頭ではわかっていても、身近な人が逝きそうなとき、あるいは自分の死というものに例えた場合、なかなか死というものは受け入れられません。しかし、本当に延命治療というものが本人にとって、あるいは家族にとって必要であるのか、見直す機会はいつか作ったほうがよいかもしれません。 萬田緑平『穏やかな死に...
一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表の南清貴氏によると、スーパーで売られている漬物の多くは、海外から輸入された野菜が原料になっていることが多いそうです。そのような野菜は、港に陸揚げされた後に倉庫にも保管されずに外に置かれています。いわゆる野積みといわれる状態で、薬剤液に浸かった状態で長時間保管されているといい...
私たちが日々食べている食品には、多くの食品添加物が含まれています。日本は海外の主要国に比べて、認可されている食品添加物が多いという見解もみかけます。しかし、食品添加物の定義が国によって異なっていたり、食文化によって使用する食品添加物も異なっていたりするので一概に日本の食品は危険とは言い切れません。ただし、食品添加物がど...
日本人は長寿というわりには病人だらけで、年間の医療費は40兆円を超えています。しかも年々増加傾向です。医療費の一割負担が三割負担になっても病院に行く人は減りません。医学が進歩しているのであれば、医療費は減りそうなものですが、そうではありません。ここで問題なのは、医学といっても予防医学が進歩しなければ、医療費は減らないと...
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