小腸と大腸には、体の免疫細胞の70%が集まっているといいます。免疫細胞というのは、外部から体の中に入ってくる異物や毒素、病原体などをみつけて、あの手この手で排除してくれるので大切です。そんな免疫細胞が腸に集まっている理由はなぜでしょう。 腸は免疫細胞の最前線といわれるようですが、川本徹『結局、腸が9割』(アスコム、20...
食・健康の記事一覧
カット野菜は、刻む手間が省けるだけではなく、切り口がいつまでもしなびなくて長持ちするのでいいと考えている人もいるかもしれません。あるいは、健康のためにランチにパックのサラダを買う人もいるのではないでしょうか。 安部司『食品の裏側』(東京経済新報社、2005年)の問題提起に、素朴な疑問として、なぜカット野菜やパックサラダ...
喫茶店で無料で提供されたり、カフェで自由にテイクアウトしてもいい、あのコーヒーフレッシュですが、何でできているのでしょうか。企業側が無料で提供してもよいと考えるということは、コストはほとんどかからないものなのでしょう。 現時点で、37刷のロングセラーである、安部司『食品の裏側』(東洋経済新報社、2005年)によると、コ...
病気は早期発見・早期治療がベストなのか疑問に思うことはありますか。まるでスローガンのように聞く機会が多い、早期発見・早期治療ですが、実は必ずしもそれが正しいといえないケースもあるようです。雑誌のプレジデント2022年10月14日号によると、医学の世界では、実はエビデンスがないのではないかという懐疑論があるのだそうです。...
「信じてはいけない! 健康診断 医者 クスリ」という特集記事が雑誌のプレジデント2022.10.14号にありました。その中に、健康診断の結果を信じてはいけないし、最新検査はお金が無駄になるかもしれいないという指摘があります。 東海大学名誉教授の大櫛陽一氏によると、人間ドックは日本特有のもので、海外では行われていないそう...
どうも最近、小麦の弊害に関する書籍が目につくようになりました。かつてはそれほど注目されませんでしたが、多くの医師が学術論文をベースに一般書として世の中に出して警鐘を鳴らしています。本間良子『長生きしたけりゃ小麦は食べるな』(アスコム、2020年)もそのような書籍の一冊です。本間氏は自分の臨床経験から、体の不調の多くは、...
最近、断食を推奨する書籍が増えていますね。以前から健康に良いことは知られていたものの、これだけ多くの書籍が出版されることがありませんでした。時代が変わり大切な情報が徐々に開示されるようになってきたのかもしれません。これはとても良いことだと思います。 そのような書籍の一冊に三浦直樹『“空腹”が健康をつくる』(ナツメ社、2...
私たちが口にするもので、油というのは盲点かもしれません。油の取り方や選び方について警告を発するのは、山田豊文氏で、『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』(河出書房新社、2007年)で詳細に説明してくれています。たとえば、私たちの脳と油は密接につながっているといいます。なぜなら、脳の60%は脂質で構成されているからです。...
日本の平均寿命は長いことがよいのか再考が必要だと思います。理由は、平均寿命との健康寿命の差が長いことが問題だからです。厚生労働省のデータによると、2016年の平均寿命と健康寿命の差が、男性で8.84年、女性で12.35年になります。そんなに病気で不健康な期間を過ごすのは誰も望んでいないはずです。 どうして、日本ではこの...
「牛乳は、カルシュウムいっぱいで体にいい」、あるいは「牛乳を飲むと背が伸びる」ともいわれます。どちらかというと、私たちにとって理想的な飲み物と考えている人が多いかもしれません。しかし、本当にそうなのでしょうか。実はこの認識に誤りがあるのかもしれません。そもそも、ほとんどの小学校では給食で牛乳が出ます。おかずが和食でも、...