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世界初、フランスで衣類の売れ残りの廃棄を禁止した

2022年1月、フランスで売れ残った衣料品の廃棄が禁止される法律が施行されました。2022 年以降、売れ残った布地はフランスで破棄されなくなり、寄付またはリサイクルする必要があります。

これまで、EUでは包装廃棄物に関するEPR法(生産者が製品の廃棄やリサイクルまで責任を負う「拡大生産者責任(EPR)」)が存在しましたが、リサイクル義務を導入したのは世界で初めてとなります。

ファッションの売れ残り廃棄は社会問題化されており、国連によると、現在起きている気候変動の原因は10%がファッションだと言われています。

例えば、デニムを1本つくるのに必要な水の量は最大で、10,000リットル。水不足に苦しむ人が増増加していますが、10,000リットル水で、1人の人が10年間助けることができます。

先述のEPR法は、スウェーデンやオランダに加え、ブルガリア、イギリス、スペインなども法案作成に取り組んでいます。

今後、世界的に衣料品廃棄が難しくなっていくことが想定されます。日本のアパレル業界でもこのような働きを推進されることや、世界に動きにも注視することが求められるかもしれません。

※参考元
Textile EPR: Recycling laws for fashion e-commerce across Europe|Ecommerce Germany News
France: New Anti-waste Law Adopted

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