腸内細菌学を樹立したパイオニアで、世界的権威の光岡知足博士の『腸を鍛える-腸内細菌と腸内フローラ』(祥伝社、2015年)では、医学に関する内容でありながら深遠な哲学が含まれています。 光岡氏は腸内細菌を同定・分類していく過程で、ヒトの健康にプラスに働く菌を「善玉菌」、マイナスに働く菌を「悪玉菌」と呼ぶことにしました。そ...
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children、earth、ecologyの頭文字をとったものです。私たちが壊してしまった地球環境を、少しでも良くできるよう活動しています。
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健康に関する説についてどれが正しいのか判断するのはとても難しいことです。私たちは一般的に、「カロリーは制限すべき」、「脂肪が糖尿病の原因」などと信じていることが多いと思います。しかし、医学に限らずあらゆる分野に「誤謬」というのがあります。簡単にいうと誤りです。英語でエラー(error)ともいっています。この誤りを見分け...
「16時間」断食の元祖は、青木厚医師であることを最近知りました。著書の『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム、2019年)において、一日三食が理想でるという考え方は、確固たる裏付けはないといいます。一日三食にすると以下のような問題があるそうです。 胃腸をはじめ、内臓が十分に休むことができず、疲弊してしまう 体内で炎症が...
ヒトは主に何を食べて生きてきたのか。この素朴な疑問に対して、今の日本人が「主食」としているお米、あるいはヨーロッパや中東で食べられているパンという答えが思い浮かびます。 しかし、人類の長い歴史を紐解くと人類が農耕をはじめたのはごく最近です。仮にホモサピエンスをスタートと考えると人類の歴史は700万年ですが、農耕文化はは...
小腸と大腸には、体の免疫細胞の70%が集まっているといいます。免疫細胞というのは、外部から体の中に入ってくる異物や毒素、病原体などをみつけて、あの手この手で排除してくれるので大切です。そんな免疫細胞が腸に集まっている理由はなぜでしょう。 腸は免疫細胞の最前線といわれるようですが、川本徹『結局、腸が9割』(アスコム、20...
カット野菜は、刻む手間が省けるだけではなく、切り口がいつまでもしなびなくて長持ちするのでいいと考えている人もいるかもしれません。あるいは、健康のためにランチにパックのサラダを買う人もいるのではないでしょうか。 安部司『食品の裏側』(東京経済新報社、2005年)の問題提起に、素朴な疑問として、なぜカット野菜やパックサラダ...
喫茶店で無料で提供されたり、カフェで自由にテイクアウトしてもいい、あのコーヒーフレッシュですが、何でできているのでしょうか。企業側が無料で提供してもよいと考えるということは、コストはほとんどかからないものなのでしょう。 現時点で、37刷のロングセラーである、安部司『食品の裏側』(東洋経済新報社、2005年)によると、コ...
病気は早期発見・早期治療がベストなのか疑問に思うことはありますか。まるでスローガンのように聞く機会が多い、早期発見・早期治療ですが、実は必ずしもそれが正しいといえないケースもあるようです。雑誌のプレジデント2022年10月14日号によると、医学の世界では、実はエビデンスがないのではないかという懐疑論があるのだそうです。...
「信じてはいけない! 健康診断 医者 クスリ」という特集記事が雑誌のプレジデント2022.10.14号にありました。その中に、健康診断の結果を信じてはいけないし、最新検査はお金が無駄になるかもしれいないという指摘があります。 東海大学名誉教授の大櫛陽一氏によると、人間ドックは日本特有のもので、海外では行われていないそう...
どうも最近、小麦の弊害に関する書籍が目につくようになりました。かつてはそれほど注目されませんでしたが、多くの医師が学術論文をベースに一般書として世の中に出して警鐘を鳴らしています。本間良子『長生きしたけりゃ小麦は食べるな』(アスコム、2020年)もそのような書籍の一冊です。本間氏は自分の臨床経験から、体の不調の多くは、...
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