社会 定年後の生活を充実させるコツとは!? 2023年6月11日 日本においては、会社務めをしている限り定年退職という状況に多くの人が直面します。意外に知られていませんが、定年退職制度というのは、アメリカやカナダ、オーストラリアなどの英米法系の国には存在しません。なぜなら年齢差別にあたるからです。 そして、日本におけるこの定年退職というのを甘くみている人は多いようです。そのような人々... 山越誠司
社会 社会 一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数 2023年6月4日 「手当(てあて)」を「てとう」と読む政治家が現れましたが、これは日本の国語教育の再考を促す出来事だと思います。人は、母語の運用能力が高まらない限り、思考能力に限界が生じます。母語と思考は密接に関連しているということです。 藤原正彦氏は、『祖国とは国語』(新潮社、2005年)において、「一に国語、二に国語、三、四がなくて... 山越誠司
社会 教育社会 なぜ日本はダントツで学ばない国なのか? 2023年5月28日 アジア太平洋地域(APAC)14ヵ国・地域の主要都市に住む人々の働く実態や意識、仕事に対する考え、転職状況、働くことを通じた成長などについて調査した、パーソル総合研究所「APAC就業実態・成長意識調査(2019年)」の報告によると、日本人は、「勤務先以外での自己啓発や学習は何もしていない」という項目でダントツ1位になっ... 山越誠司
社会 子育て社会 子育てに「正解」はない 2023年5月21日 4人の子どもを東大(理科三類)に合格させた、佐藤ママこと佐藤亮子氏の発言が批判されました。彼女の「タブレットがなくなったら子どもが賢くなります」というコメントに対して、堀江貴文氏が「こいつバカでしょう笑」と、見下しました。また、茂木健一郎氏も「スマホもそうだけど、日本の中のある種の教育化石層は、やたらと新しいテクノロジ... 山越誠司
社会 携帯電話の利便性の裏にある危険性も気にしてみる 2023年5月13日 「携帯電話は発がん性物質です」といわれるとギョッとしますね。実際そうなのでしょうか。少し昔のニュース記事を確認してみましょう。イギリスのBBCによると、2011年の時点でWHOは、携帯電話の使用により脳腫瘍を引き起こすかもしれないということを報告しています(BBC, Mobiles 'may cause brain c... 山越誠司
社会 マスメディアの善悪二元論に流されない 2023年5月5日 善か悪かという問題の立て方は単純明快で便利です。しかし、複雑な世の中のことを二つに分割して整理する方法には流されずに立ち止まって熟考する間合いが必要だと思われます。そして、この善悪二元論を多用するのがマスメディアになります。 金子勝=アンドリュー・デウィット『メディア危機』(NHKブックス、2005年)によると、日々、... 山越誠司
社会 マスク教育社会 マスク社会にみる日本の教育システムの原点 2023年3月26日 3月13日以前もマスクの着用は任意だった 2023年3月13日からマスクの着用については個人の判断ということになりましたが、世間の風景が劇的に変わったということはありません。そもそも、3月13日以前もマスクの着用は任意でした。 それまで、日本政府はマスクの着用を「推奨」していただけで、それをベースに小売店や交通機関がガ... 山越誠司
社会 論文を書いて「まっとうな仕事」に変える 2023年3月18日 社会人の方に提言したいことがあります。レポートを書くとか論文を書くということを日常の業務に組み込むことです。情報技術の活用によって、仕事が容易になり、AIやロボットに仕事を奪われるということが指摘されますが、日々の業務で論文などを活用し、取り入れることで、みなさんの仕事の質は明らかに向上します。特に論文は論理的な思考力... 山越誠司
社会 文系理系社会 「文系」と「理系」のレッテルを外し学ぶ 2023年2月4日 受験シーズンですね。現在受験中の人も過去に受験した人も、高校生の段階で文系と理系の選択をさせられたと思います。その選択のために、その後の人生の方向性も決まってしまうことが多いのですが、なぜ高校生という早い段階から文理の選択がなされるのでしょう。現実社会は、文理で分けられるほど単純ではないのですが。 隠岐さや香『文系と理... 山越誠司
社会 リスキリング社会 「リスキリング」で気がつくリカレント教育の重要性 2023年1月14日 「リスキリング(reskilling)」という言葉が最近よく聞かれるようになりました。岸田首相も演説で言及したために、注目している人も多いと思います。リスキリングは、社会や企業のデジタル化の中で新しく生まれる職を得るための職業能力開発という文脈で使われます。経済産業省=リクルートワークス研究所「リスキリングとは - D... 山越誠司