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令和時代を生き抜くための教育方法とは?

「今の若い人は指示されたことはできるけど、自分から動こうとしないんだよね・・・・」

石川一郎『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』(青春出版社、2021年)によると、1960年代生まれの石川氏の同世代からよく聞く言葉だそうです。でも石川氏がいうには、それは若い人たちに限ったことではなく、育った時代は違っていても、日本人に共通する傾向であり、それは教育に原因があるということのようです。

昔のような知識詰め込み教育は終わった

これからは日本の教育も変わります。たとえば、AIにはできなくて、人間にしかできない能力として挙げられるのが、「思考力」「判断力」「表現力」です。文科省が定めている学習指導要領にも、これらの能力を開発することが強調されています。

昔のような知識詰め込み教育は終わりました。特に1990年代までの大学受験は、志願者を振るい落とすために、どれだけ知識を持っているかをみるための入試でした。でも今は、総合型選抜のように、学ぶ意欲のある人を求めるようになっています。そうしないと、指示待ちの人材しか育成できないということなのでしょう。

過去30年を振り返っても、新たなITビジネスを創造してきたのはアメリカや中国の企業ばかりで、日本企業が世界に通用するサービスや仕組みを生み出せていません。社会の変化に対応できなかったのでしょう。その足を引っ張ったのが、従来型の知識重視型の大学入試に象徴される日本の教育方式でした。それが今変わろうとしています。

令和時代を生き抜くための教育

自分で課題をみつけて、その課題について解決策を考えるという、現実社会に必要な能力を開発することになります。しかし考えてみると、人間が自立して、あるいは自律して生きていくためには、当然の教育だと思われます。それが今までおろそかにされていたこと自体が不思議なことです。従順で、指示に従う人材というのは、ある意味で使いやすかったのでしょうが、もうそのような教育とは決別すべきタイミングなのでしょう。

教育のあり方を考えることは、未来のあり方につながる大切なことだと思います。文科省だけではなく、私たち一人ひとりが教育というものを再考する時期にきていると思われます。

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