社会 生産性を上げる働き方(4)- 「他力本願」でイノベーションを起こす 2023年12月16日 アリ社会は、自らの組織を長期的に存続させるために、非常に多様な人材(アリ)で構成された集団を形成していることがわかっています。また、アリ社会では、よく働くアリは3割程度で、残りの7割は働いていないというのは有名な話ですね。 長谷川英祐『働かないアリに意義がある』(中経の文庫、2016年)によると、この働かないで何もして... 山越誠司
社会 生産性を上げる働き方(3)- 公私混同を「楽しむ」 2023年12月10日 昭和の労働観における公私混同は、夜の接待や休日のゴルフも含めて、土日も休みなく働くということでした。1980年代後半に「24時間戦えますか」という栄養ドリンクの広告がありましたが、まさしく四六時中働くのが昭和の時代だったかもしれません。 しかし時代は変わりました。今ここでいっている「公私混同」はまったく別です。ある経営... 山越誠司
社会 生産性を上げる働き方(2)- 環境に「ゆらぎ」を与える 2023年12月3日 一般的にオフィスワーカーは、都心のビルで働いています。そして、最先端のビルでは、快適と感じられる室温や湿度が一定に保たれているので、さぞかし労働者の生産性も高いと考えられています。しかし、人間は機械ではないので、どうも労働生産性を上げるには、環境に変化が必要なようです。前回紹介した、梶本修身『すべての疲労は脳から』(集... 山越誠司
社会 生産性を上げる働き方(1)- 今日できることは明日やる!? 2023年11月25日 普通は仕事でも勉強でも、「今日できることは今日やる」ということでしょう。しかし、「今日できる」と思う仕事が目の前にあり、締切期限が先にあるのであれば、明日に回してしまう方がよい場合があります。多くの方がそうだと思いますが、午前より午後の方が脳も体も疲れてきます。そこで無理をして難しい仕事をしてしまうと、ミスが生じ、軌道... 山越誠司
社会 再配達環境問題社会 宅配の再配達問題について考える 2023年11月21日 先日、政府が物流2024年問題の対策の一環として、宅配の置き配にポイント還元する施策を検討していると報じられました。 宅配の再配達問題に対する有効な対策の一つと考えられますが、届いた荷物が破損、盗難されるなどのリスクがあることも同時に懸念されています。 今回は宅配の再配達が環境に与えている影響を鑑み、再配達を減らす工夫... しんた
CEETREE pickupモリンガ環境問題 奇跡の木「モリンガ」とカンボジアでの植林活動 2023年11月11日 モリンガの栄養素は 90種類以上 モリンガの効能・効果は 300種類以上 モリンガは「奇跡の木」とも呼ばれており、特にビタミンやミネラル、アミノ酸などがバランスよく含まれているのが魅力です。 気温が高い地域でしか育ちませんが、葉・実・根・花のほぼすべての部位を食べることができ、スープやお茶、香辛料、オイルとして活用され... ceetree-media
食 健康食べ過ぎ なぜ私たちは食べ過ぎてしまうのか 2023年11月2日 はじめに 私たちにとって「食」という楽しみは大切なものでもありますよね。けれど、ついつい食べ過ぎてしまうこともありませんか? もちろん食事はおいしくて楽しいものです。ではなぜ楽しいのか。それは食が快楽になるから、食べ過ぎてしまうのです。 しかしそれを未然に防ぐことができる方法を述べてくれている文献があります。今回ご紹介... シキ
食・健康 健康呼吸 呼吸法は究極の健康法 2023年10月29日 呼吸を行うのは肺です。そしてそれを取り巻く肋骨や肋間筋で構成される胸郭、さらに肺の下部にある横隔膜、これらが連動して呼吸が営まれます。打越暁『いのちの力を高める9つの呼吸法』(文芸社、2013年)によると、肺自体は直接自力で動かせませんが、この胸郭は自力で動かすことができ、また、横隔膜や腹筋を動かすことで、間接的に肺を... ceetree-media
環境 環境問題 「バラスト水」が環境に与える影響 2023年10月27日 船舶に必要不可欠な「バラスト水」という言葉をご存じでしょうか? 今回はバラスト水と、バラスト水が環境に与える影響についてご紹介します。 バラスト水とは? バラスト水とは、船舶の安定性や浮力を調整するために船底のタンクに入れるバラスト(重石)のことです。 バラスト水が無いと船舶は重心が高くなり、傾きやすくなります。 また... しんた
環境 環境問題 「環境原理主義」からバランスを取り戻す 2023年10月8日 単一の価値観を信奉し、他者の価値観を排斥するようなことを原理主義といいますが、最近の環境原理主義という考えにも警戒しなければならないと思われます。特に批判しにくい正論に聞こえるので、その点、宗教的あるいは経済的な原理主義よりも、自らを律してバランスを維持しないといけないようです。有馬純『亡国の環境原理主義』(エネルギー... 山越誠司