イスラエルとパレスチナの争いは、水資源をめぐる争い
1967年の第3次中東戦争は、イスラエルとパレスチナの水資源の奪い合いから始まりました。
勝利したイスラエルは、パレスチナの水使用を制限し、不平等が生じています。
日本のような島国とは違い、多くの国では水は非常に貴重なものなのです。
トイレがなく、水をくむために何キロと歩き、不衛生で子供たちが亡くなっている
世界の３割以上の人は適切なトイレを使用できていません。不衛生はトイレからの細菌の感染で、１日に1600人の子供が亡くなっています。また、最も水危機にさらされているのはアフリカで、遠くの水場まで何時間も歩いてくみにいくため、子供たちは学校にいけません。その水も不衛生なことが多く、命を落とす子供たちも少なくありません。
アメリカ農業の危機
アメリカでは地下水を使い続けた結果、枯渇する危機に直面しており、アメリカ中部の世界最大級の地下水槽は、あと50年で枯渇すると言われています。
ニューヨーク、リオデジャネイロが沈む
IPCCによると、21世紀中には最低でも26cm、最高で96cmの海面水位が上昇すると言われています。
もしグリーンランドの氷床だけでも全て溶けてしまったら、海面は7m上昇すると言われており、オランダのアムステルダム、タイのバンコクやホーチミン、上海、リオデジャネイロ、ニューヨークなども水没すると予想されています。
<参考文献>図解でわかる 14歳からの水と環境問題（インフォビジュアル研究所・太田出版）
